西陣織

西陣織は京都でもっとも主要な伝統地場産業で、その生産の中心が現在も京都の町の真ん中に

位置して、織物を生産するという仕事が生き続けている。

そしてその特徴は、仕事を担う大多数の織工たちが住まいの中で家族の生活の場と背中合わせに

機を動かし、暮らしを立てていることです。

織り上がる製品の華やかさの蔭に、織り手たちのひたむきな息づかいがそこにあります。

 

生産工程は大きく分けて

1.企画・製紋工程 2.原料準備工程 3.製織工程 4.仕上工程 に分かれます。

また、それぞれがいくつかの業種にさらに分化し、それらが製織工程に集約されてきます。

西陣織工程図

■図案製作

図案製作は左図の企画・製紋工程に入ります。

西陣織を制作するにあたり、一番最初の工程になり、

デザイン原画が紋意匠図に加工された段階で織りの情報が

紋紙のかたちをとって工程を流れます。

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